ときどき今自分がこうして生きているのは何かの間違いか、悪い冗談のような気がすることがあります。
何もかもが嘘に思える、とでも言えばいいでしょうか。
人と話していても口から出るのは嘘ばかり、顔に貼り付いているのは偽りの笑顔のようで、本当の自分は誰も手が届かないところでぼんやりとその光景を眺めています。
現実感が薄いのは、もしかしたら発達障害か鬱が原因なのかも知れません。
ですが、人は一生自分の主観から逃れることが出来ないのであれば、自分が嘘だと思うものが嘘、真実だと思うものが真実とするしかないのではないかと思います。
そんな私のことを、離人感があると友人の一人は言いました。単にぼんやりしているだけではなく、嘘っぽいと言いたかったのかも知れません。
ですが、私が現実に覚醒する日は当分来ないような気がなぜかしています。死ぬまでこのままかも知れません。
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