自己欺瞞

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昨日の続きです。

自己欺瞞というと何か大袈裟な語感ですが、自分で自分に嘘をついてそれを信じ込む、ということは意外と誰もが日常的にしていることなのではないかと思います。

恋愛関係などはその最たるもので、相手のことを好きだと思っていても、実際には「相手が好きになってくれる自分」が好きなだけであったりします。

親子関係で問題になるのは、相互にお互いのことを考えている筈だという思い込みがあることが多いからでしょう。

少し前に、国家というものは幻想の産物だというようなことを書きましたが、家族というものも、お互いの役目に関する幻想で成り立っているもののように私には思えます。

何というのか、「父親」「母親」「子供」「夫」「妻」などそれぞれの役割についての幻想があって、実際の人物をその鋳型に嵌め込んでいるというような自己欺瞞で成り立っている感じです。

そして、家族はその構成員が幻想を共有出来なくなってしまうことによって、関係が破綻するのではないかと思います。

例えば昨日書いたように、親のすることは子供である自分のことを考えてのことだろうという漠然とした思い込みが私にはあって、実際には親はまったく私のことなど考えてもいなかったということになかなか気付くことが出来ませんでした。

私がそのことに気付いたのは最近のことです。

社会的に広く行き渡った先入観から自由になることは、とても難しいことだと思います。人は、思考を省略するように出来ているからです。

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