読書

生活

鴨川デルタと如意ヶ岳(大文字山)です。

本ばかり読んでいるような子供だったと、以前書きました。

趣味が読書、というとまるで人に聞かれたときのために準備をしている無難な答えのようですが、もしも家に何も読むものがなかったとしたら万難を排して書店や図書館に行くような本好きです。

今は、電子書籍で古典的な作品ならただ同然で読めるので、私にとっては天国のような環境です。好きな作家の作品は全部目を通したくて全集をいくつか購入したのですが、場所を取るので、電子版の全集の発売を心待ちにしている作家が何人かいます。

というようなことを言わないと、趣味が読書というのは信憑性が薄いのですが、私はASD(アスペルガー症候群)なので、同じ本を何度でも読み返すこともします。好きな本は繰り返し読む。

困るのが、そのようなことを言うと何かお勧めの本はありますか、という質問をされてしまうことです。それは、人によるとしか言えないからです。

そんな私が一番衝撃を受けた本は、ドストエフスキーのカラマーゾフの兄弟です。

あまりの衝撃に、一度しか読んでいません。

二回目に読んで、その衝撃が「なんだ、大したことない」というものに変わってしまうことが怖いからです。

長いので、衝撃の場面までたどり着くのに忍耐が必要だと思いますが、お勧めの本は?と聞かれたときに私の心にまず浮かぶ作品です。実際には勧めはしませんけれども。

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