去来

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私がインスタグラムでフォローさせてもらっている人には、様々な国籍の人がいます。

その中で昨日ロシアの人が、goodbye summer という投稿をしていたのではっとしました。

寒い国の代表格のロシアの人にとっては、夏が行ってしまうのはとても残念なことなのでしょう。日本でも北国の人には、夏を名残惜しむ人が多いのではないかと思います。

少し前に亡くなった評論家の西部邁氏は自伝にあたる著書で、生涯最初の記憶が北海道の春の花が咲き乱れる道を馬車で通った時のものだと書いていたと記憶しています。厳しい冬から解放され、多くの花が一気に咲き始める北海道の春の美しさが最初の記憶だったことは幸せだ、というようなことでした。

ロシアの人にとっては、北海道の春がロシアの夏に該当するのかも知れません。

私などは、せいぜいここ何年かは暑さから解放されるので夏の終わり・秋の訪れを心待ちにしているくらいで、子供の頃から次の季節を待ち焦がれたり過ぎ去る季節を惜しんだりなどはあまりありませんでした。そんな私の最初の記憶は、1歳の誕生日に家族で駅前の写真屋さんに記念撮影に行った時のもので、途中で犬に吠えつかれたことを断片的に覚えています。

季節の変わり目、皆さんも体調にはお気をつけてお過ごし下さい。

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