発達障害を抱える当事者は、子どものうちは例えば親や学校で充分ではないとはいえ支援を受けることができます。
ですが、大人になってしまうと就労支援か金銭面による支援、あるいは精神科による治療がメインで、それ以外で何らかの支援を受けようにも選択肢があまりない状態だと思います。
社会に出て二次障害になってから発達障害がわかる人も多いです。
沢山問題点はあるのですが、大人の発達障害にかかわる問題点をあげると、
- 社会人としてうまく生きるノウハウやロールモデルが不足している
- 社会の側に発達障害についての知識や理解が不足している
ということがあげられると思います。
もちろん当事者会もあるのですが、人付き合いにあまり関心がない人が多いと思われるASDには当事者会はハードルが高いような気がします。むしろネット環境の方が相性がよさそうな印象です。
また、自分を省みて思うのですが、社会に関心を持ってもらうにしても理解してもらおうとするにしても、まず自分自身に発達障害に関する知識がほとんどありません。書籍なども探しましたが、当事者が社会の中で自らを定義付けるようなものはあまり見当たらないように思います。
少ない情報でも誰かのヒントになればと思い、ツイッターを始めました。また、一方で様々な人をフォローさせていただき、参考にさせていただいています。
中でもアスペルガー研究家マスペルさんのツイートやウェブサイトは、アスペルガー当事者がアスペルガー当事者を研究・考察しているのでとても興味深いです。
そのようなこともあり、マスペルさんがオンラインコミュニティを立ち上げたと知って参加させていただきました。
とても信頼できるお人柄でもあります。
発達障害・精神障害オンラインコミュニティ
ASD(アスペルガー症候群)の人に限定されていません。
関心を持たれた方、ぜひ参加されてください。
追記:8月末で閉鎖されました。マスペルさんにはとてもよくしていただきました。改めてお礼を申し上げます。
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