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気分転換というか、現実逃避のためだと自覚していますが、今追求したい時期が訪れている香水について少し書いてみようと思います。

ASDが原因と思われる完璧主義と収集癖のある私の集めた香水には、様々なものがあります。一昨日も書いたように、好きな調香師の作ったもの、好きなメゾンやメーカーのもの、好きな香料を使用したものなどの他に、バラやガーデニア(クチナシ)、フィグ(イチジク)といった好きなノート(アコードと言うべきでしょうか)が表現されているものや、好きなタイプのものがあります。数えてみたらこれまで500種類程度ものを購入し、そのうち350種類くらいが手元に残っています。

今日は香りのタイプについて書いてみます。

香水はいくつかのタイプに分けることができます。分け方は論者によって変わりますが、概ねこんな感じです。

http://japanfragrance.org/pdf/fragrance-abc.pdf

Perfume Groups

タイプは大きく分けて、①フローラル②シトラス③アンバー(オリエンタル)④シプレ⑤ウッディ⑥アロマティック(ハーバル)⑦レザリー(レザー)と区分され、それぞれに下位分類があって、例えば世界で最も有名な香水であると思われるシャネルのNo.5はバラとジャスミンの香りがメインとなっているのでフローラルなのですが、アルデヒドも大量に加えられていることから下位分類はアルデヒドとなり、「フローラルアルデヒド」というタイプになります。

女性用の香りの多くはフローラル、オリエンタル、シプレに分類される(男性用はウッディ、ハーバル、レザーが多い)と思いますが、最近はウッディやハーバルに該当する女性用のフレグランスなども増えています。

フローラルというのは文字通り花の香りがメインになっているものです。あえて説明を加えなくてもわかると思いますし、嗅ぎ分けも簡単だと思います。シャネルの5番以外で有名なのは、ジャンパトゥのジョイではないかと思います。

オリエンタルは、アンバーに代表される甘い香りがベースとなっているもので、香料としてはアンバーに限らずバニラや樹脂(ベンゾインやミルラなど)、ムスクなども使われます。今流行りのウードを使ったもの(お香系)もオリエンタルに分類されると思います。オリエンタルの香りで有名なのは、ゲランのシャリマーやシャネルのココなどだと思います。濃厚なので、香水が苦手な人が最も嫌う香りのタイプかも知れません。

シプレは、簡単に言ってしまうとコケの香りがベースにあるものです。コケのような香りがする香料はいくつかあり、以前はオークモスという香料が多く使われていましたが、今は規制であまり使えなくなっています。トップにはベルガモットが使われることが多いようです。シプレで最も有名な香水はゲランのミツコだと思います。

明日に続きます。

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