以前、苦手なミュージカルに慣れるために多くの作品を見たけれど、結局好きにはなれなかったというようなことを書きました。
同じようなことを懲りずに食べ物でも試したことがあります。あまり食べ物の好き嫌いはないのですが、パイナップルとバナナと餡子を使った和菓子が苦手だったので、その中で最も苦手なパイナップルを毎日食べて苦手を克服することにしました。
半年ほど続けた結果わかったことは、苦手な食べ物はいくら食べても好きにはなれないということでした。ミュージカルと同じです。
ずっと食べ続けたらもしかしたらおいしさがわかって来るのかも知れないと思っていましたが、残念ながらそのようなことはまったくありませんでした。パイナップルにはタンパク質を分解する酵素があるとのことで、それが刺激に感じられるからかも知れません。
好き嫌いという感覚は、とても不思議です。時には自分でも理由はわからないまま好きになったり嫌いになったりしますし、意志の力ではどうにもならない部分があるようです。
ただ、和菓子についてだけは、京都に来てからおいしさがわかるようになりました。甘過ぎないものであれば嫌いではなかったようです。
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