転調

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昨日の続きです。

では、ヴィンテージのミツコと今のミツコはどう違うのかというと、オークモスの香りがほぼ感じられなくなって、ベチバーの香りが強くなったということは確実に言えます。

それ以外に全体的に陰が陽になったというのか、音楽でいうなら短調の曲が長調になったという感じがします。ミツコは当時の日本人女性のイメージで作られたただけあって、しっとり控え目でたおやかな香り、ミステリアスなところのある香りだと受け止めていたのですが、いつのまにか押し出しがいいというのか華やかというのかわかりやすい香り(あくまでもヴィンテージとの比較で、それでも他のフレグランスに比べると奥ゆかしさを感じます)になっていて、それはオークモスが使えなくなったというだけでは説明がつかない感じです。

一昨日も書きましたが、ヴィンテージのミツコはざっとフリマアプリを眺めただけでも本来の価値とはかけ離れた金額で投げ売りされています。

私は自分の好きな香水が投げ売りされているのを見ると、十分にストックを持っていても、サルベージというのか救い出して活用してあげたくなります。ミツコもその1つで、気づいたらヴィンテージのコロンやパルファムが20個くらい手元に集まっていました。

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