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ルドニツカ調香のフルーティシプレの続きです。

③ディオレラ(ディオール、1972年)

  • トップ:グリーンノート シシリアンレモン ベルガモット メロン バジル
  • ミドル:ハニーサックル モロッカンジャスミン ピーチ カーネーション シクラメン ローズ
  • ベース:オークモス ベチバー パチュリ ムスク (fragranticaより)

ディオレラもディオラマと同じように復刻されていますが、やはりヴィンテージと復刻は別の香りと言っていいと思います。

ディオレラは70年代の香り、当時流行していたグリーン系の香りの一つでもあります。フルーティさよりは、グリーンの方がやや勝っているかも知れません。やはりルドニツカが調香したオーソヴァージュ(ディオール、1966年)の女性ヴァージョンのような感じです。甘さ控えめ、さわやかな初夏の風のような香りです。

調香師は違うのですが、ディオレラに似ていると私が思うのがシャネルのクリスタル(EDT:アンリ・ロベール、1974年/EDP:ジャック・ポルジュ、1993年)です。特にトワレは作られた年代が同じだからか印象がよく似ています。

ルドニツカの作る香りはどれも品がありますが、ディオレラは特に上品な香りで夏でも暑苦しくなく使えるのではないかと思います。

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